2016/06/13

「MAYHANE TABLE」とビーツと、

このブログでも「おいしい中東」の時など何度か名前が登場している、エキゾ音楽+飯マスターのサラーム海上氏が、最近新しい料理本を出版されました。おいしい中東の続編の「イスタンブールで朝食を」と、「MAYHANE TABLE 家メイハネで中東料理パーティー」の2冊です。


この後者については、クラウドファンディングでの出版で、それに乗っかって入手しました。最高のスタッフをそろえての製作を目指したとのことで、とてもきれいな誌面。料理は(自分にとって)おなじみのものから、これは?と気になるものまで55のレシピが収載されています。お料理は、ややトルコ寄りっぽい(メニュー表記のためかも)印象かしら。

さて、この中でこれは!?っとなったのが表紙にも出てるピンクのペースト。ビーツのお料理です。この本が届いて2週間ほど経った時、ちょうど地元ファーマーズマーケットでビーツを発見。このビーツとミントのペースト(p14)とビーツのサラダ(p27)を実作してみました。


このペースト、ヨーグルトとビーツを合わせたものなのですが、これまで食べたことのあるビーツ料理の中では突き抜けておいしい、おいしいすぎる一品です。ビーツの風味と甘み、ヨーグルトの酸味とコク、ミントやにんにくの風味などが、どれも突出することなく絶妙に調和して、試食段階で完食しそうな勢いでいただけてしまいました。

この鮮やかな出来上がりも、本の通りにやったら(というか、バーミクスを使って、分量も適当で手抜きしてるのに)極めて簡単に、こんなきれいな仕上がりになりました。

帯にある「中東料理はパーティー向き!ベジメニューも多いのです。」「合い言葉はレモン、にんにく、パセリ、オリーブオイル」のキャッチは、自分がレバノン料理のオススメ文句と全く同じで、まんま納得できます。

ただ、背の部分の「クスクスは山盛りで」のキャッチについては、自分のようなアラブ飯好きの考える山盛り一人前(トラック運転手が集まる食堂の飯大盛り)と、一般の日本人の考える一人前(家庭の飯茶碗程度くらいだと思う)は、多分に大きな乖離があるだろうから、どのくらいが適量だろうと、先日のクスクスパーティーで大量のクスクスを余した経験からしみじみと考え込んでいまいます。


 

0 件のコメント: